多くの人にとって、自分の限界を超えてチャレンジするというと、いかに「やる気スイッチ」を入れるかが、大きな問題になりがちです。 脳科学者の茂木健一郎氏は、脳科学面から以下の事を提唱しています。 それは、 何か新しいことにチャレンジしようとするとき、実はこの「やる気」という特別な感情はまったく必要ないということ。 なぜなら、「やる気がなければ、自分を変えることができない」「何も始められない」と思っている人はほぼ例外なく、やる気がないということを、何かを始められない言い訳にしている場合が多いからです。 大抵の場合、「やらない自分」、「やれない自分」について、「いまはやる気が起こらない」、あるいは「やる気さえ手に入れたら、やるのに」と言いがちです。ですが、これは自分に対する甘えにつながるのです。 「自分はやる気スイッチが入らないとやれないんだ」といった自分の勝手な思い込みは、脳が勝手につくり出している幻想にすぎません。 そういった状態では、いつまでたっても何も始めることはできませんし、自分の限界を超えることもできません。 むしろやる気というのは、時に仕事や勉強でチャレンジするためにはマイナスになってしまうことさえあるのです。 また、脳のリミットをはずして何か新しいことにチャレンジするというと、「これは自分にとっては大きなチャレンジなんだ」と身構えたり、意識しすぎたりしがちです。しかしそれではチャレンジ自体がうまくいかなくなってしまいます。 私たちの仕事や勉強におけるパフォーマンスは、日々の努力や習慣によって成り立っています。 重要なのは朝起きてから夜寝るまでの時間、いつものことを淡々とこなすための平常心を持つことです。それこそが脳のリミットをはずす力になるのです。 つまり、平常心を保って入念に準備してから山に挑めば、絶対に登れないことはない。日々の心がけこそが、知らないうちに人を山頂に到達させるのです。 脳のリミットは、このような平常心がなければはずすことができませんし、それでは自分の限界にチャレンジする勇気も持てません。 チャレンジを妨げるものとして、「やる気」という特別な感情があることを、肝に銘じてほしいと思います。 自らの能力に限界を感じて、誰しも、こんなふうにつぶやいた経験があるかもしれません。 でも生まれつき特別な才能に恵まれていないからといって、悲観する必要はまったくありません。 なぜなら、脳のリミットさえはずすことができれば、たとえ能力や自信がない人でも成功にグッと近づくことができるようになるからです。 これを脳科学的にいえば、ノーマルな脳というのは前頭葉が働いて抑制が利いてしまっている脳であることに対し、サヴァンの脳というのは脳の抑制がはずれている状態、つまり「脳の脱抑制」ということになります。 フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、マイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルのスティーブ・ジョブズなど、成功者となった人々はほぼ例外なく、脳の脱抑制に成功した人たちなのです。 脳に抑制がかかったノーマルな脳というのは、あらゆる思考や行動にブレーキがかかっている状態だといえます。 特に、物事を深く考える真面目な人ほど、何かを始めようとするとき「がんばるぞ!」「さあ、やるぞ!」と、ついつい意気込んでしまいがちです。 ですが、実はこれが脳の抑制を強めてしまう考え方なのです。 何か特別なことをやるんだと意識することで脳が構えてしまう。これが脳に抑制がかかった状態なのです。 物事を深く考えすぎないことを意識しながら、「とにかくやってみよう」と一点集中するのが、脳のリミットをはずすための大事なポイントになってきます。 さらには冒頭で述べたように、「生まれ持った才能がないから、なかなか行動に移せない……」と悩んでいる人も、決して自分の限界を超えることが苦手なわけではなく、脳の抑制によって無意識に思考や行動にブレーキがかかっているだけなのです。 「でも、どうやって脳のリミットをはずすの?」 そんな声が聞こえてきそうですが、それはある意味当然のことです。 なぜなら、私たちは脳のリミットのはずし方を学校で学んだり、会社で実践したりしていないからです。 ですが、誰しもちょっとした意識の工夫次第で、脳のリミットをはずすことができるようになるそうです。 ぜひ皆さんも、参考にしてみてくださいね!

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